お客様の特別な日を彩る仕事-ドレスコーディネーターになるには-|Dress Lierre

ドレスコーディネーターになるために必須の資格や決められた道はありませんが、
ここではドレスコーディネーターになるまでの流れとして考えられるルートを2つ紹介します。
ドレスコーディネーターになるために、特別な資格は必要ありません。経歴や学歴に関わらず、適性が認められれば、誰もがドレスコーディネーターとして活躍できるチャンスがあります。大切なのは、お客様の想いに寄り添い、丁寧に要望を伺いながら、お客様にとっての運命の一着に導いて差し上げる力。
そして何より、ドレスやブライダルの現場を通じて、お客様の笑顔を生み出したいという純粋な気持ちこそが、この仕事を続けるための最大の原動力となります。
専門学校や大学を卒業後、結婚式場やドレスショップへ就職するルート。服飾やブライダルを専攻し、専門的な知識を学んだ経験があれば、採用試験でも大きな強みとなりますが、大切なのは事前知識よりも人間性や人を喜ばせたいと思う心です。
新卒として現場で一から経験を積むことで、ドレスコーディネーターとしてのスキルだけでなく、社会人としての基礎力も身につけられます。
異業種や異なる職種から転職し、ドレスコーディネーターを目指すルート。前職に関わらず「自分を変えたい」「挑戦したい」と思う方であれば、誰でも未経験から挑戦できます。
前職で培ったコミュニケーションスキルや基本的なビジネスマナー、身だしなみなど、これまでの社会人経験を活かしながら活躍することができます。
ブライダル業界に興味を持ったきっかけは、アメリカ留学中に参列したホストファミリーの結婚式でした。人生で初めての結婚式。言葉がわからなくても、会場中が笑顔に溢れ、幸せな空間が広がっている光景に胸が熱くなりました。
就職活動では当初ウェディングプランナーを志望していましたが、面接を重ねるうちに「本当に心に残っている瞬間は何か」と自問自答するように。そして、最も印象的だったのは、ドレスを纏う美しい新婦様の姿だと気づき、ドレスコーディネーターを目指す決意をしました。
お客様の笑顔や感動の瞬間に立ち会えることが、この仕事の最大のやりがいです。特に、自分がご提案したドレスを見た瞬間の輝く表情や、最後のお打ち合わせで涙を流してくださる姿に触れると、この仕事を選んで良かったと実感します。
一方で、一生に一度の大切な日を任される責任の重さもあります。納得のいくドレスに出会うまで何度も提案を重ね、細やかな配慮が求められます。大変なことも多いですが、お客様からの「ありがとう」が私たちの原動力です。
入社当初に抱いた期待と
ギャップとは…?
異業種からの転職や未経験からの挑戦、長年の憧れを形にするために一歩を踏み出した方。全員に共通していることは「好き」を仕事にしたいという強い想いと、ファッションやドレスが好き、お客様を幸せにしたいという「愛に満ちた気持ち」を持っていること。その想いがあるからこそ、日々の学びや努力を楽しみながら、やりがいを感じて働ける仕事なのです。
ドレスコーディネーターが働く場所について
見ていきましょう。
ドレスコーディネーターになるためには、
大きく2つの選択肢があります。
ドレスショップには自社デザインのドレスや海外から厳選したセレクトドレスなど、他店にはない特別なラインナップを揃えていることが多く、こだわりの強いお客様から選ばれる傾向があります。
そのため、ドレスコーディネーターには、常に最新のトレンドや情報を収集し、お客様のニーズに的確に応える力が求められます。また、お客様が利用する式場は一つひとつ異なるため、環境やテーマに合わせた柔軟な提案力も必要です。
衣装室を利用されるお客様の多くは、同じホテルや式場で結婚式を挙げられます。そのため、施設内にある利便性や、スムーズなサポート体制を期待されることが多く、ドレスコーディネーターにはウェディングプランナーとの綿密な連携が求められます。
また、担当した花嫁様の当日の着付けを手がけることもあり、結婚式本番まで寄り添いながら見届けられることは、大きなやりがいの一つです。
お洋服のブランドと同じで、ドレスにも色があります。
だからこそ、本当に自分が心から素敵と思えるドレスを多く揃えるお店を
就職先として選ぶことが、
ドレスコーディネーターとしてのやりがいにも繋がるはずです。
実際に、「自分が心惹かれるドレスを扱う場所で働きたかった」
という理由で、転職を経験されたドレスコーディネーターの方にお話を伺ってみました。
新卒で入社した会社で、ドレスコーディネーターとしてのキャリアをスタートしました。多くの花嫁様の晴れの日をお手伝いさせていただき、式場内のインショップで勤務していたため、結婚式当日のサービスや花嫁様のサポートにも携わる機会がありました。
学生時代に会社説明会でトリートを知り、その圧倒的な世界観とディテールまで美しいドレスに魅了されました。さらに、スタッフの方々の仕事に対する妥協のない姿勢に感銘を受け、「私もここで働きたい」と強く感じました。
新卒時にもトリートを志望しましたが、当時はご縁がなく…。他のドレスショップで経験を積んだ後、本当に心からお客様に届けたいと思えるのは、トリートがセレクトするドレスだけだと確信しました。
特に、トータルコーディネートやお直しに至るまで、お客様に妥協なく最善を尽くす姿勢に共感し、自分自身もそんな環境で成長したいと考え、転職を決意しました。
以前の職場では、花嫁様のサポートをする中で当日のお支度や式の流れを意識しながらご案内していましたが、トリートではドレスそのものだけではなく、トータルコーディネートを考えながらご提案することが当たり前の環境です。会場での見え方や、花嫁様が本来持っている魅力を最大限引き出すための細やかな視点が求められます。
また、月に一度の勉強会では、世界中のドレスブランドの最新情報を学ぶ機会があり、NYバイイング経験のあるメンバーから直接、デザイナーの想いやドレスの背景を聞けることも大きな刺激になっています。こうした環境のおかげで、より深い知識と自信を持ってお客様に向き合えるようになりました!
商品・空間・人の三拍子を揃えるドレスショップ
「THE TREAT DRESSING
(ザ・トリート・ドレッシング)」を
運営する会社。
東京都・南青山をはじめ、全国に6店舗を展開しています。
ここからは、ザ・トリート・ドレッシングが
どのようなドレスショップなのかを
紹介していきます。
THE TREAT DRESSINGは、「日本の花嫁をもっと素敵に」という想いから誕生しました。世界中から厳選したドレスを日本人の体型や文化に合わせて仕立て、空間演出にもこだわり、五感をくすぐる上質な世界観を提供しています。
また、単にドレスをご提案するのではなく、ドレスコーディネーターが「運命のブライズスタイル」に導いて差し上げる提案をし、お客様一人ひとりの魅力を最大限に引き出すことを大切にしています。
ブランドの世界観を大切にする「ザ・トリート・ドレッシング」では、店舗ごとにコンセプトがあり、五感をくすぐる空間づくりにこだわっています。
各店舗で働くドレスコーディネーターの方に、店舗のコンセプトや雰囲気、お客様の特徴などを伺いました。