当メディアを監修している株式会社トリートでドレススタイリストとして働くIさんに、1日の流れや接客の際に意識していることなどをお話いただきました。
日本で初めてシルク100%のレンタルドレスの取り扱いに挑戦※した
TREATを運営している会社。
「日本の花嫁をもっと素敵に、もっと美しく」という想いのもと、心からおすすめできる「本物のドレス」だけを揃える圧倒的な世界観で多くの花嫁様を虜にしており、日本のドレス業界を先導しています。
トリートで、ドレススタイリストとして活躍するIさん。彼女の仕事ぶりには、細やかな気配りと、お客様一人ひとりの想いに寄り添う温かさがあります。今回のインタビューでは、Iさんがどのような想いでドレス選びをサポートしているのか、仕事のやりがいや大切にしていることを伺いました。
華やかなドレスに囲まれながらも、求められるのはプロフェッショナルな提案力と、お客様の人生の大切な瞬間を支える責任感。その舞台裏には、Iさんならではのこだわりや想いが詰まっていました。
お客様が思い描く結婚式のイメージをじっくりヒアリングすることから、ドレススタイリストの仕事は始まります。会場の雰囲気や季節、好みのデザイン、理想のスタイルまで細かく伺いながら、一人ひとりに寄り添ったご提案が必要です。
単に「素敵なドレスを選ぶ」のではなく、お客様の物語を大切にしながら、運命の一着と出会うためのお手伝いをします。
ヒアリングで得た情報をもとに、お客様にぴったりのウェディングドレスをご提案。ドレスだけでなく、ヴェールやアクセサリー、シューズまでトータルでコーディネートし、理想の花嫁像を形にしていきます。
ドレス選びの時間は、特別な思い出のひととき。ひとつひとつ丁寧にご紹介しながら、お客様が「これだ!」と心から感じられる一着を一緒に見つけていきます。
お客様が「どんな花嫁になりたいか」をできるだけ深く理解することが大切だと思っています。その理想を叶えるために、ときには、ご自身では選ばなかったアイテムをご紹介することもあります。でも、それが思いがけず「すごく好き!」となった瞬間が、一番やりがいを感じるところ。
「想像以上に素敵なスタイルになった」と喜んでいただけたときは、心の中でガッツポーズしています(笑)。
試着では、サイズ感やシルエット、動きやすさを細かくチェック。花嫁様の体型や姿勢に合わせて、どの角度から見ても美しく見えるよう調整します。ドレスは、ただ着るものではなく、まとうことで花嫁様の魅力を引き出すもの。ヘアメイクとのバランスも考えながら、最終的なイメージを作り上げていきます。
フィッティングでは、見た目の美しさはもちろん、実際に動いたときの快適さも大事にしています。ドレスは長時間着るものだからこそ、ウエストや肩まわりの締め付け具合、歩いたときの動きやすさもしっかりチェック。
トリートには、縫製の専門スタッフがいるので、お客様一人ひとりに合わせて、ミリ単位で細かく調整することができるんです。お客様の「ここが少し気になる…」という小さな違和感も、しっかり解消できるように心がけています。
最終フィッティングでは、ドレスの仕上がりをチェックし、お客様にお渡しする準備を整えます。ドレスを最高の状態でお届けするために、着付けのポイントや動き方のコツもしっかりご説明。当日は基本的にコーディネーターが立ち会うことはありませんが、お客様が自信を持って過ごせるよう、万全の準備をしてお見送りをします。
最終調整では、当日を迎える花嫁様が安心できるように、細かい部分まで丁寧に確認しています。例えば、ウエストの締め付けが強すぎないか、歩いたときの裾さばきはスムーズか、座ったときに違和感がないかなど。
結婚式は特別な日だからこそ、一日中快適に過ごしていただきたいんです。当日に向けて、一緒に歩き方の練習などもしています。
トリートには、ドレスの補正を専門に行うアトリエスタッフが在籍しているため、お客様にぴったりのサイズへと仕上げることができます。アトリエを抱えているドレスショップは日本では珍しく、高い知識と技術で補正を行うことができるからこそ、ウエストや肩のフィット感など、細かい調整まで対応できることが強み。
一般的なドレスショップでは、補正を外注したり、タオルで調整することも多いですが、トリートでは「どこから見ても美しい、自分だけの一着」を叶えるために、社内の専門スタッフが細部までこだわり抜いて仕上げています。
朝9:30に出社し、店舗の掃除から1日がスタート。9:45の朝礼では、当日の接客スケジュールやお客様情報を共有します。10:00から1組目のお客様をご案内し、12:00にお昼休憩。忙しい日は、お昼ご飯を食べながら、事務作業を進める場合もあります(笑)。
13:00から2組目の接客を行い、15:00以降はご来店準備や事務作業に取り組みます。16:00から3組目の接客を終えた後、18:00には翌日のご提案内容などをまとめ、19:00に退勤という流れが多いです。
基本的に、1日3組のお客様に接客をし、その合間に当日のお客様情報をまとめたり、近々ご来店されるお客様のご準備を進めたりします。忙しいですが、大好きなお客様が喜んでくださる姿を想像しながら、ご提案内容を考える時間はすごく楽しいです!
一番やりがいを感じるのは、お客様が本当に心から喜んでくださったときですね。例えば、私が「この方に絶対お似合いになる」と思ってお持ちしたドレスを見た瞬間、お客様の表情がパッと明るくなる瞬間。カーテンを開けて、鏡の前で「これにします!」と決めてくださったときの高揚感。あの笑顔を見るたびに、この仕事をしていて本当に良かったなと思います。
新婦様の「運命の一着」に出会うまでの道のりは簡単ではなく、期待に応えられるかどうか、毎回プレッシャーを感じます。ウェディングドレスはすぐ決まっても、カラードレスがなかなか見つからず悩まれる方も多く、そのたびに「どうしたらこの方にとって最高の一着を見つけられるんだろう」と考え続けます。
実際に、リストを作って何度も送ったり、お電話で細かくやり取りを重ねたり、お客様の理想に寄り添いながらも、新しい提案ができるように工夫することが大切です。でも、その分、「これだ!」と決めていただいたときの喜びは、本当に大きいんです。
この仕事は、お客様の人生の大切な1日を彩る責任のある仕事。だからこそ、大変なこともあるけれど、やりがいのある素敵な仕事だと思います。
お客様好みを把握する
お客様と初めてお会いした瞬間、その方の声のトーンや仕草、話すスピード感を感じ取るようにしています。
できるだけ心地よく過ごしていただくために、お洋服や小物、携帯の待ち受け画面など、何気ない部分から話を広げていくことも。お客様がご自身でも気づいていない理想のイメージを引き出せるよう、会話を大切にしています。