ドレススタイリストの仕事は、華やかな反面で「きつい」という声が聞こえることもあります。ここではドレススタイリストの仕事で「きつい」と感じる場面と、それでも感じる「やりがい」について解説します。
ブライダルの打合せは土日祝日に集中し、繁忙期にはドレススタイリストの労働時間も長くなりがちです。基本的に接客は立ち仕事で、フィッティングの際にはしゃがんだり中腰になったりと、全身を使う動作が多くなります。ドレスは重さが3~5kgほどあり、持ち運びや片付けの繰り返しによって体力的な負担を感じることもあります。
結婚式を華やかに彩るウェディングドレスは、花嫁様にとって一生に一度の衣装です。理想のスタイリングを提案するために、ドレススタイリストにもプレッシャーがかかります。衣裳選びに訪れる花嫁様は、ドレスやトレンドの情報をたくさん調べてから来店されることも多く、その熱量を上回る提案力がドレススタイリストには求められます。
ドレススタイリストが働くサロンは女性が多い職場が多く、年齢層が近い人が集まって仕事をしています。人間関係や雰囲気は会社や店舗ごとに異なるため、自分に合わない職場では辛さを感じることもあるかもしれません。入社前に会社説明会や職場見学に参加することで、実際の雰囲気を確認でき、ミスマッチを減らすことができます。
結婚式が無事に終わったあと、新郎新婦やご参列の方から心のこもった感謝の言葉をいただけることは、ドレススタイリストにとっても大きな喜びです。これまでの仕事が報われた気持ちになり、ドレススタイリストとして働くことの自信や誇りにもつながることでしょう。
接客業の中でも、一生に一度の結婚式に関わる仕事は大きなやりがいを感じます。新郎新婦のお二人の心に残る大切な一日、その中でも特に大きな存在感を放つのがウェディングドレスです。衣裳選びのプロセスから花嫁様に寄り添い、試着室で最初にドレス姿を見ることができるのもドレススタイリストの特権です。
ウェディングドレスは多くの女性の憧れであり、結婚式の象徴でもあります。花嫁様が最も輝くドレスをご提案し、試着室でフィッティングをしたときの初々しい笑顔はまさに幸せそのもの。
式を終えたあとも、花嫁様やご家族の方から「このドレスにして良かった」と言っていただけると、ドレススタイリストとしてのスキルに自信がつきます。
ドレススタイリストの仕事は基本的に土日出勤であり、重いドレスを運んだり、全身を使ってフィッティングのお手伝いをするため、肉体面でも「きつい」と感じる人がいるようです。
一方、ブライダル業界だからこそ経験できる大きな「やりがい」もあり、お客様からの感謝の言葉がモチベーションにつながります。
当メディアを監修している株式会社トリートで、ドレススタイリストとして働く社員の皆さんに、「ドレススタイリストの難しさ」をお聞きしました。
日本で初めてシルク100%のレンタルドレスの取り扱いに挑戦※した
TREATを運営している会社。
「日本の花嫁をもっと素敵に、もっと美しく」という想いのもと、心からおすすめできる「本物のドレス」だけを揃える圧倒的な世界観で多くの花嫁様を虜にしており、日本のドレス業界を先導しています。
入社当初は、言葉遣いや所作、立ち居振る舞いの知識がなく、不安もありました。しかし、トリートでは研修制度が整っており、シスターと呼ばれる教育係の先輩が手取り足取り教えてくださったおかげで、少しずつ身についていきました。
振り返ると、入社前と比べて、人間性の部分でも大きく成長できたと感じています。
新婦様だからこそお似合いになるドレスをご紹介する際、なかなか適切な言葉がすぐに出てこず、難しさを感じた時期がありました。そんな時、先輩から「身近な人にこのドレスがどのように似合うのかを日々考えてみると、ご案内時もスムーズに言葉が出てくるようになるよ」とアドバイスをいただきました。
実際にその方法を実践することで、ボキャブラリーが増え、より幅広いご提案ができるようになりました。そして何より、「あなたにだからこそお願いしたい」と言っていただけるような、ご案内ができるようになったと感じています。
運命に一着に導くためには、お客様への丁寧なヒアリングはもちろん、実際に会場に立つ姿を想像すること、ドレスに関する豊富な知識やブランドの背景を深く理解することが不可欠です。どれか一つでも欠けてしまうと、ただのフィッターになってしまいます。
トリートでは 「ドレススタイリスト」 であることにこだわり、すべての要素を大切にしながら、トータルでコーディネートを行っています。ご案内の際は、常にお客様の魅力を最大限に引き出せるよう、たくさんのことを考え、真剣に向き合っています。
何度も過去の自分を超えられず、思い通りのパフォーマンスができないことに悩んだ時期もありました。とてももどかしく、どうすれば良いのか模索する日々でしたが、考え方を変えることで少しずつ状況が変わっていきました。
数字の目標にとらわれるのではなく、お客様満足度を第一に考え、ご案内の仕方を意識するようになったことで、自然と結果がついてくるようになりました。